彼女をとあるところでみつけた。 ずっと探していたのに、なんだこんなところにいた。 時空を歩いていたのか。 彼女が眠ってからもう1年になるらしい。 彼女は今まで来た道をもどる道を探していた。 必死で。 でも彼女には分からないようだった。 あの時飛び降りたから。 彼女を追うことはしなかった。 彼女は過去の道を見つけることはできないだろう。 未来の道ならこんなにはっきり見えるのに。 病室を去った。